獅子狂日記

西武ライオンズファン歴20年以上の黄金時代回顧厨が西武ライオンズを中心にプロ野球を語るブログ

投手コーチサンフレッチェ体制でいどむもミスをきっかけに逆転負け

5月6日(金)西武VS日本ハム 西武プリンスドーム

西武4-8日本ハム

勝: メンドーサ 敗:高橋光 

パ・リーグTV解説:片平晋作、実況加藤暁

 

今日の試合前に会見があり二軍投手コーチの森慎二の一軍コーチへの昇格が発表されました。先発中5日でまわしていく投手陣のケアとテコ入れのためとのことですが果たして有効に機能するのでしょうか。こういう場合トロイカ体制とよく言いますが西武の場合はサンフレッチェ体制ですね。潮崎・土肥・森とかつての西武のリリーフ陣を背負った名投手達です。

そして空いた森慎二のポジションはどうなるんだと思ったら後任はなんと二軍マネージャーの小野寺力。トレードでヤクルトに出されていらい久しぶりにライオンズのユニフォームを着る喜びを会見で話していました。会見を見て久しぶりに顔を見ましたが相変わらずいい男ですね。スラっとした長身に甘いマスクで150kmの球を投げる剛球投手でストッパーとして活躍することが期待されたのですがストッパーとしての役割を果たすことができたのは1年間だけでその後は不安定な投球が続き大沼幸二と並び西武の中継ぎ炎上の代名詞のような存在になってしまいました。ちなみにトレード相手の鬼崎は今でも西武で頑張っています。

 

さて、今日の打順はかなりいじってきました。

1,2番は昨日と変わらずですが3番メヒア4番中村5番浅村6番栗山7番炭谷8番金子9番外崎です。また打順変わったのかよと思いましたがよく考えたらクリーンアップは開幕戦と同じ並びです。調子のいいメヒアに多く打順がまわる上に後ろに中村がいるから勝負せざるを得ず復活した浅村が勝負強さを見せる、と考えればまあ理にはかなってます。

問題なのは8番9番です。先日のエントリーでプランとしてはあっても採用されることはないだろうと書いたライト金子ショート外崎のスタメンが早速採用されてしまいました。金子がショートのレギュラーを完全に自分のものにするんだという自覚を持たせるためにはこういう使い方はよくないでしょう。それなりの結果を出してるのになんで?となってしまいますよ。代わりのライトがいないというのならここは首脳陣にフォローをうまくやってもらいたいです。そもそも昨日ホームランを打った竹原じゃだめなんでしょうかね。昨年も竹原はオリックスで外野守備を何度もやってますし坂田と比べるなら守備はましでしょう。試合終盤の坂田の交代要員が竹原でなく金子だったりして首脳陣の竹原の守備の評価がよくわかりません。

 

一回表

高橋光成が内野ゴロ3つで簡単に三者凡退に切ってとります。

 

一回裏

先頭秋山が10球粘って四球で出塁。2番木村には送りバントのサインが出るもファールが続きます。しかし追い込まれてからなんとか粘ってライトをヒットを打つと近藤のエラーが重なりノーアウト2・3塁の大チャンス。ここで久しぶりに3番に座ったメヒアがきっちり犠牲フライ。送球の間に木村が3塁に進みなおもワンナウト3塁。4番中村は見逃し三振に倒れるも主軸に復帰した5番浅村が右中間を破る鋭い二塁打を放ち2−0。浅村のバッティングが完全に復活してこれから主軸として期待できそうです。6番栗山レフトフライに倒れスリーアウト。

 

二回表

先頭の中田はストレートに差し込まれてセカンドフライ。5番近藤の当たりはショートのグラブに当たるもセンター前に転がりヒット。続くレアード四球を出しワンナウト1・2塁のピンチ。7番浅間との高卒2年目対決となりましたが見逃しの三球三振を奪います。ちなみにこの二人は高校時代夏の甲子園でも対戦があります。しかし8番大野にレフト前へ強い当たりのヒットを打たれこれがタイムリーとなり2−1。ど真ん中の甘い球でした。9番西川をセカンドゴロに打ち取りなんとか1点ですませました。

 

二回裏

炭谷がレフト前ヒットで出塁。金子は送りバントのサインが出ますがバントを決めることができずに追い込まれてしまいます。しかたなくヒッティングに切り替えたところショート内野安打でノーアウト1・2塁に。外崎のバントは3塁で殺せそうなバントだったのですがメンドーサの動きが緩慢なおかげでバント成功となりワンナウト2・3塁のチャンス。結果オーライでチャンスを作れましたが金子も外崎も細かい部分をしっかりやらなければいけません。初回の木村も失敗していますし事実上今日3回目の送りバント失敗です。続く秋山がきっちりライト犠牲フライを打ち3−1で再び2点差。内角低めの難しい球をうまくさばきました。ライトの近藤が間に合わない本塁にあやうく捕手が取り損なうほどの高い球を投げ外野守備に不安を見せます。こういうところも大谷二刀流の弊害だと思うのですがどうでしょうね。木村はショートへのハーフライナーに倒れこの回は1点で攻撃終了。

 

三回表

先頭陽は外への大きなスライダー空振り三振。しかし中島にセンター前ヒットを打たれてしまいます。さらに田中賢介に四球を与えしかもそのボールがパスボールとなりワンナウト1・3塁のピンチです。4番中田が初球をライトへ軽打してタイムリーとなります。フォアザチームの意識が見える右打ちでした。3−2となりなおもワンナウト1・2塁。ブルペンでは小石と南川が準備をはじめます。近藤は逆方向のレフトへいい当たりを打ちますが栗山の正面でツーアウト。続くレアードもショートゴロに打ち取り点をとられながらも最小失点でしのぎます。

 

三回裏

先頭のメヒアは低めのチェンジアップを空振り三振。制球の定まらない今日のメンドーサですがいいところに投げてきました。中村が四球を選んで出塁しますが浅村は初球をマン振りして打ち上げファーストフライ。栗山は3−2からインハイのボール球をきっちり見極め…と思いましたが判定はストライクで見送り三振でチェンジ。この試合初めて西武の攻撃が0点で終わります。

3回を終わり高橋光成が61球、メンドーサが70球と両先発球数が多いです。

 

四回表

7、8、9番をきっちりと三者凡退にしとめます。

 

四回裏

先頭炭谷が二打席連続となるレフト前ヒットを打って出塁。打率が異次元のレベルまで上がってきました。続く金子は今回は送りバントを決めることができてワンナウト2塁。しかし外崎が簡単に三球三振に倒れツーアウト。期待された秋山はうまく捉えましたがセカンド正面に飛びセカンドゴロでチェンジ。

 

五回表

高橋の投球テンポが目に見えてよくなってきており2者連続三振を含む三者凡退で0に抑えます。

 

五回裏

木村とメヒアが凡退した後中村がどんづまりが幸いした内野安打で出塁しますが浅村が倒れ無得点。両投手ともに持ち味を発揮していました。

 

六回表

力のある高めのストレートで中田を外野よりのセカンドフライに打ち取ります。ライトの金子と接触しそうになってちょっと怖かったです。5番近藤が今日2本目のレフトへのヒットを打ちワンナウト1塁。久しぶりに高橋がランナーを背負います。レアードは高めに浮いた変化球を強く引っ張られ強烈なサードへのゴロ。正面のゴロを中村が弾いてしまいワンナウト1・2塁(記録はエラー)ただホームランにならなくてよかったというような球でした。7番浅間の打球はレフトへ落ちるか落ちないか微妙な当たり。栗山が懸命に前進しますが追いつかずヒットとなりワンナウト満塁の大ピンチ。マウンドに輪ができます。なんとか抑えてほしい場面ですが大野の初球デッドボールを当ててしまい押出しで3−3の同点。投手交代するかどうかという難しい場面ですがベンチは動かず。こういう場面でのブルペンとの連携を強めるための投手コーチ増強ですが果たしてどうなるか。しかしホームベース手前でバウンドするような大暴投となり三塁ランナーが還って3−4と日ハムが勝ち越します。さらに2塁ランナーまでもがホームに突入しますがこれはタッチアウト。この時ホームのカバーに入った高橋の顎にヘッドスライディングで滑りこんだ後の浅間の足があたってしまい切れてしまいます。しかし重傷ではありません。しかしここでビデオ検証がおきます。ホームカバーに入った高橋が送球をとってランナーにタッチした時にベースをまたぐ形になってしまいこれがコリジョンルールを適用するかどうかが問題になります。難しい判定で協議が長く時間がかかりましたが協議の結果コリジョンルール適用でセーフ。結果3−5ワンナウト3塁で再開です。しかし解説席の片平さんは一人目のランナーのレアードがちんたら走って邪魔をしたせいもあるのではないかと指摘します。どっちにも判定が出せる難しいケースなので審判団はモデルケースとして今後の方針に活かしてほしいですね。

動揺が残る中西川がスクイズを決め3−6。これはうまい作戦でした。球数がかさみ動揺が残る中で陽に四球を与えてしまいます。中島にも四球を与えてしまったところで投手交代。5回までよく投げていただけに悔しい降板となりました。この回タイムリーヒットなしで4点をとられてしまいました。

続く投手は小石です。しかし田中賢介にライト前にタイムリーヒットを打たれ3−7に。小石は田中一人を相手に交代で藤原へ。初仕事となる森慎二ブルペン担当コーチはいきなり大変な仕事初めになってしまいました。藤原は中田に粘られながらも打ち取りなんとかこの回の日ハムの攻撃が終わりました。

 

六回裏

この回から日ハムはメンドーサに代わって高梨が登板します。しかし制球が定まらず栗山に四球を与えます。しかし炭谷がファーストへのゲッツー打ってしまいあっという間にツーアウト。中田が機敏な動きを見せました。続く金子がよく見極め四球で出塁。簡単には終わりません。外崎のところで代打坂田が起用されます。すくい上げて大きな当たりを打ちますが打球は伸びずライトフライでチェンジ。

 

七回表

投手は藤原が続投。昨日2イニングを投げていますが大丈夫でしょうか。しかし三者凡退に抑えラッキーセブンの攻撃に託します。

 

七回裏

ここでファーム情報が入り期待のドラ一の多和田が七回5安打1失点9奪三振の好投を見せたとのこと。今の非常事態を考えると早く一軍で見たいですが、肩の怪我明けなおで焦らずしっかりと仕上げてもらいたいですね。

この回から日ハムの投手は井口。先頭の秋山を四球で出します。日ハム投手陣はこれで今日5個目の四球。点差があるのでとにかくランナーを貯めなければいけません。しかし木村がセカンドゴロゲッツー。先ほどと同様四球で出た先頭打者を活かすことができません。メヒアも内野フライに倒れ無得点で終わります。メヒアが打席中ファールを打った際に手首を痛めたようで治療が途中ありました。交代せず打席に戻ってはきましたが手首を気にする仕草をしていてきになります。

 

八回表

この回から西武の投手はJR四国からドラフト5位で入団したルーキー南川。サイド気味のスリークォーターから投げるフォークが面白い落ち方をする投手です。3試合3イニング投げて無失点ですが大野にいきなりレフト線を破る二塁打を打たれます。8回で4点差ですが西川は送りバントの構え。この状況で送りバントをしても特に驚きがないんですから野球も変わりました。西川はきっちり送りバントを決めワンナウト3塁。陽は強いショートゴロでランナー還れずツーアウト3塁。金子がうまい逆シングルのうまいグラブさばきを見せました。金子は正面でとる打球はうまくありませんが逆シングルのさばきはうまく処理することが多いようです。中島は3−2からバットが出かかりましたが見送って四球。田中の打席中になんとボークがあり3塁ランナーが帰ってきて3-8に。解説の片平さんはボークをとるほどじゃないだろうというほどの微妙なプレーで田辺監督も確認にいきますが当然判定は覆らず。南川はプロ初失点をボークで記録しました。高橋に続きもったいない形で失点をしてしまいました。田中に対して際どいコースに投げますがストライクがもらえず四球を出します。中田にはひやっとする大きな当たりを左中間へ打たれますが秋山が処理してスリーアウトチェンジ。イニングが終わってもあれをボークとるのはどうなんだろうとぼやく片平さん。

 

八回裏

先頭中村がレフト前ヒットで出塁。5番浅村もつまりながらセンターへもっていくヒットでノーアウト1・3塁。6番の栗山の打球はセンターへ抜けそうな当たりですがショート中島が好捕!セカンドへトスしてアウトと思いきや田中賢介がこぼしてしまいセーフ(記録はショート中島のエラー)。その間に三塁ランナーが帰って4−8。なおもノーアウト1・2塁の場面で西武は代打上本。対する日ハムは宮西が登板。そしてそれに合わせて代打の代打とっておきの左キラー右の切り札竹原が登場します。現在野球界ではただ一人の左投げ右打ち選手。しかしカウント2−0からこすったあたりのセンターフライに倒れます。長打を狙ったスイングに片平さんがつなぐ意識でもよかったんじゃないかと柔らかにたしなめます。右打席にたった金子は引っぱって強い当たりを打ちますがショートライナーとなり飛び出したランナー浅村が戻れずまたもゲッツーでチャンスをつぶします。

 

九回表

この回からバッテリーが入れかわりC.Cリーと岡田の組み合わせです。今日の試合前の練習では土肥コーチがつきっきりだったそうです。先頭の近藤をレフトライナーで打ち取りますがいい当たりを打たれています。レアードはサード正面のゴロでツーアウト。浅間を三振にとり珍しく三者凡退に抑えます。

 

九回裏

増井が抹消されているため代役クローザーに203cmの長身外人マーティンが登板します。坂田は左中間へ大きな当たりを打ちますが代わったセンターに入ったキン肉マン谷口ビッグボディが余裕を持ってキャッチしてワンナウト。秋山は外の152kmのストレートを空振りして三振。続く木村もストレート空振りして三球三振で試合終了。オリックスが勝利しているためこれで単独最下位となりました。